TeamPage 6.1.05 | ドラッグ&ドロップによるタスクの並び替えやリアルタイム更新など
TeamPage 6.1.05 の新しい機能や変更点を紹介します。今回のリリースは、プロジェクトやマイルストーンなどの共有タスク一覧でのドラッグ&ドロップによる並び替えやリアルタイム更新などの新機能が中心となります。
新機能や既存機能の改善
タスク一覧: 並び替えとリアルタイム更新
TeamPageのすべてのタスク一覧(タスク リスト)でドラッグ&ドロップによる並び替えができるようになり、他のユーザーによる変更がリアルタイムで反映されるようになりました。完了したタスク(「done」状態にされたタスク)は、すぐにタスク一覧からフェードアウトして非表示になります。また、インラインのタスク作成フォームでは、タイトル入力欄にカーソルがあるとき、Enterキーを押すだけで新しいタスクを登録できるようになりました。
スクリーンショット(上図)は、水色の背景色のタスクがドラッグ&ドロップされているところを撮影したものです。画面右上の「閲覧中」欄に2つのプロフィール画像(アバター)が表示されていることをに注目してください。これは、これら2人が現在このページ(タスク一覧ページ)を閲覧していることを表しており、タスクの並び替えは、これら2人の画面に即時に反映されます。
この新機能を利用するには、WebSocketをサポートする以下のブラウザが必要です。
- Internet Explorer 10 以上
- Google Chrome 16 以上
- Firefox 11 以上
- Safari 6 以上
インデックスの再構築の進行状況確認
サーバー管理者は、/traction/status へアクセスすることで、インデックスの再構築の進行状況を確認できるようになりました。また、再構築中にアクセスしてきたユーザーには、サーバーが一時的に利用できない旨のメッセージを表示するようにしました。
前バージョンまでは、進行状況をブラウザの画面で確認する方法はなく、TeamPageのコンソールやログで確認する必要がありました。
その他の機能や改善
• TeamPageが受信したメール メッセージのすべてのメッセージIDを traction.log と (または) debug.log に記録するようにしました。メール投稿に失敗する場合の原因調査に役立つでしょう。
• 日本語などの言語を検索するときのクエリ生成に関するパフォーマンスを改善しました。
• ウォッチの設定ダイアログにて、プロジェクトやマイルストーンをウォッチする項目を日本語化しました。
• ユーザー プロフィール情報の「Dept.」を国際化し、「部署」という日本語訳を行いました。
• タスク、プロジェクト、マイルストーン、予定などに追加されたコメントのメール通知に表示される、元のタスク、プロジェクト、マイルストーン、予定などの詳細情報を整理しました。
• ログイン画面のユーザー名/メールアドレス入力欄に表示されるテキスト(プレイス ホルダー)を「ユーザー名」だけから「ユーザー名またはメールアドレス」に変更しました。
• 「メールで返信する」および「メールで転送する」の「送信者」の見出しを「返信先」に変更し、当該フィールドに入力されたメールアドレスが実際には「From」ではなく「Reply-To」に使われることを分かりやすくしました。多くの SMTP サーバーでは、SMTP サーバーが管理するドメイン以外のメールアドレスが「From」に指定されているメール メッセージの送信が許可されていません。そのため、TeamPage では、送信されるメールの「From」アドレスをユーザーが手動で設定することはできないようになっており、サーバー管理者が設定するメールアドレスが「From」アドレスとして使用されます。例えば、「@example.jp」のメールアドレスを許可する SMTP サーバーを利用する場合、サーバー管理者が「From」アドレスを「teampage@example.jp」に設定しておくことで、仮にユーザーのメールアドレスがドメイン外の「user@gmail.com」だっとしても、TeamPage から送信されるメールの「From」アドレスは常に「teampage@example.jp」なので、この SMTP サーバーから TeamPage は問題なくメールを送信できます。
• エラーや警告などを表示する画面のデザインを新しくしました。
• Proteus スキンでの右クリック メニュー(コンテキスト メニュー)のスタイルを、スキンのルック&フィールに合わせて改善しました。
• TeamPage から Attivio AIE インデックスへドキュメントを送信する方法に変更を加え、TeamPage のインデックス用デーモンが Attivio AIE インデックスからの反応を待つことによって遅延しないように改善しました。
バグ修正
• 新しい記事の作成フォームからポップアップ表示された添付ファイル編集画面のタイトルに誤ったスペース名が表示される問題を修正しました。
• 共有フォルダのビューのサイドバーに表示されていたアップロード状況の表示欄は、前回のリリースで誤って表示されなくなっていましたが、今回のリリースで再び表示されるように元に戻しました。
• タスク一覧画面でのフィルター コントロールに関連するいくつかの問題を修正しました。前バージョンでは、フィルターを適用したときにタスクが何も表示されない場合や、タイトルのフィルターがタイトルだけでなく本文にも適用されてしまう場合などがありました。
• 全文検索用のインデックスを変更し、システムで発生するある種の状態によってインデックスの更新が妨げられないようにしました。
• コメント記事(スレッドのトップではない記事)を削除するとき、右クリックメニューに [コメントを削除] と表示するようにしました。前バージョンまでは、[標準的な記事の削除] と紛らわしく表示されていたので、これを修正しました。
• TeamPage に特別なオーナー ライセンスを使ってログインを試みるときに発生するエラーメッセージを表示するようにしました。前バージョンまでは、エラーメッセージが表示されなかったため、どうしてログインに失敗するのかを判別できませんでした。
• Attivio 検索画面で、添付ファイルや共有フォルダの内のファイルの検索ヒットを展開したとき、最終更新日時などの詳細情報が表示されない問題を修正しました。
• ユーザーが「自分の記事のみ閲覧」権限をもつスペースに投稿されたタスクで、詳細欄に「完了: 年月日」(タスクが「完了」状態にされた年月日)が正しく表示されないバグを修正しました。
• 「すべてのスペース」の [共有フォルダ] タブを開いたとき、/db/ フォルダ(すべてのスペースの共有フォルダの仮想的なルートフォルダ)が正しく表示される代わりにエラーが表示される問題を修正しました。
• JavaDB に対するチャンクなど、ある種のクエリにおいて、現在の表示中の記事数が1つズレてしまうバグを修正しました。
• 「メールで返信する」フォームの [TeamPage へのリンクを含める] オプションの動作を元の正しいものに戻しました。
• 新しいドラフト状態の記事が投稿されたとき、ある条件のもとで、ユーザーに対して通知が配信されない問題を修正しました。
• スキンの設定画面などで、複数選択型の設定項目への変更が正しく反映されない問題を修正しました。
開発者向けの変更
• SDLTokenRenderer の renderWithNoContext メソッドは、今回のアップデートから何も動作しなくなり、非サポート扱いになりました。
• com.traction.sdk.Entry に次のメソッドを追加しました。
public TractionId getVersionId();
これは、ロード済みのエントリーの正確な場ジョンを指し示し、Entry オブジェクトに戻る com.traction.sdk.TractionId を返します。対応する SDL タグ(例 entry.versionid)は、このメソッドによって返された TractionID の名前を評価します。