TeamPage 6.1.02 | ブックマーク、インタラクティブなフィルター、日本語検索の改善

TeamPage 6.1.02 リリース情報今回のリリースには、サイドバーのブックマーク新機能、タスク一覧のフィルター(絞り込み)機能の改善、GWT フォームのカスタマイズ API に関連する改善、バグ修正、日本語の全文検索の改善などが含まれます。

新しい機能や既存機能の改善

ブックマーク

ブックマークの例新しくブックマーク管理ボックスがサイドバーに表示されるようになりました。TeamPage のビュー(画面)をブックマークに登録しておけば、いつでも好きなときに簡単に再アクセスできます。

このブックマーク機能は、タスクのフィルタリングや検索結果のビューにも対応しているので、例えば、特定のユーザーが担当する最新のタスク一覧や、特定のキーワードの最新検索結果へ素早くアクセスできます。

フィルター(絞り込み)

仮想的なあらゆる「エントリー フィールド」のクエリに対する、新しいフィルタリング機能を搭載しました。エントリー フィールドとは、例えば、タスクの優先度やプロジェクトのメンバーなどの属性のことです。

フィルタリングの例

品質管理モジュールのセクション テーブルや円グラフ(チャート)の画面、およびプロジェクト管理機能に関連するさまざまな画面で、絞り込み条件をいくつも指定して掘り下げることが可能です。

また、タスクの一覧は、複数の担当者を条件にして絞り込みができます。絞り込みの状況は、タスクの一覧画面の上部に表示されます。(以前のバージョンではサイドバーに表示されていましたが、変更されました。)

タスクの絞り込み

今後のアップデートで、検索でも同様のフィルタリングが利用できるようになる予定です。

日本語の全文検索

日本語形態素解析ライブラリである kuromoji をバンドルし、日本語の全文検索インデックス、検索実行、検索ヒットのハイライト表示が大きく改善されました。

既定の設定では、この kuromoji を利用する新しい検索機能は無効になっています(従来と同じ検索機能を使用します)。新しい Kuromoji を利用する検索機能を使用する設定については、サポートサイトで詳しく紹介しています。

その他の改善

• 記事の日付の表示 と 記事のユーザーの表示 の設定内容が、印刷、PDF エクスポート、メールによる転送、メール通知、その他のさまざまなインターフェイスに反映されるようになりました。

• スペースのテンプレートの「Wiki」の設定を変更し、既定で「記事の日付の表示」設定で「最新の更新日時」が、「記事のユーザーの表示」設定で「最新の更新ユーザー」が選択されるようになりました。

• Attivio 検索のフィルター ビルダーのインターフェイスを改修し、より速く直感的にフィルターを適用できるようにすると共に、他のインターフェイスと統一性のあるデザインにしました。

• インストーラーの動作を変更して com.traction.showpublishdate プラグインを削除するようにしました。このプラグインは、上記の「記事の日付の表示」と「記事のユーザーの表示」の設定に吸収され、もはや不要になったためです。

• 「ファイルのリスト」ウィジェットで正規表現を使ったファイルのフィルタリングができるようになりました。ウィジェットで表示する共有フォルダに多数のファイルがある場合に、正規表現を使ってその一部だけを選んで表示できます。

• 「プロジェクトのコピー」プラグインがインストールされている環境では、TeamPage をアップデート インストールする際に、自動的にこのプラグインもアップデートするようになりました。

バグ修正

• リッチテキスト エディタにドラッグ&ドロップで画像を挿入したときにエラーが表示されることがある問題を修正しました。

• TeamPage サービスが再起動されるまでフィード リーダー モジュールが正しく動作しないことがある問題を修正しました。

• 空白(スペース)のような特殊な文字を含むファイルが添付された記事の「履歴」タブで、過去のバージョンを開くリンクが正しく動作しないバグを修正しました。

• 編集履歴から過去のバージョンを表示したとき、チェックインされたコメントが正しく表示されないレグレッション問題を修正しました。

• タスクの詳細欄の見込み時間や経過時間が二重表示される問題を修正しました。

• タグで記事を集めるセクションの [追加] ボタンに関連する問題を修正しました。以前のバージョンでは、ある特定の場合において、[追加] ボタンを表示する設定をしているにもかかわらず、[追加] ボタンが表示されないことがありました。

• 「記事のユーザーの表示」設定で「最新パブリッシュの投稿ユーザー」が選択されている場合、誤ったユーザーが「記事のユーザー」として表示されてしまうバグを修正しました。

• パーソナル セットアップ > パスワード のページの [ランダムなパスワードを生成] ボタンが、「パスワードの変更が必要」で [はい] が選択されている場合に正しく動作しないバグを修正しました。

• 予定記事の .ics ファイルへのリンクが印刷プレビュー画面に表示されてしまう問題を修正しました。

• TeamPage サーバーが正しい HTTP レスポンス コードを返さない(例えば、「Not Found」エラーに対して 404 を返さない)バグを修正しました。

• 過去に「参加者」に加えられていた予定が、現在は「参加者」に加えられていなくても、ユーザーのプロフィール ページのカレンダーに表示されるバグを修正しました。

• ユーザーが関係しているプロジェクト(例えば、プロジェクトのあるタスクの担当者である場合)の予定が、ユーザーのプロフィール ページのカレンダーに誤って表示される問題を修正しました。

国際化・日本語化

• 品質管理モジュールを国際化し、英語表示の他に日本語表示に対応しました。

日本語表示された品質管理モジュールの画面例

• サイドバーの「タスクの集計」から表示するダイアログの表示内容を国際化し、日本語表示に対応しました。

• スペース テンプレートの「プロジェクト チーム」で、既定で作成される「完了したこと」セクションの「done」タグが、国際化の誤りにより正しく適用されていませんでしたが、今回のリリースで修正されました。

開発者向けの変更

• com.traction.sdk.token.EntryField の新しいクラスとコンセプトは、論理的に com.traction.sdk.token.EntryFieldRenderer から切り離されました。EntryField を使って "entry field" の生の値やその他の特定の entry field のレンダリングとは関連していない属性(例えば、表示名や "entry field value" の違い)へアクセスできます。EntryFieldRenderers を動作させるには、config/entry/field/props に対応する EntryField の設定ファイルを設置する必要があります。

• すべての LabelNameBuckets は、EntryClass の設定ファイルではなく、config/data/labelnamebuckets フォルダで設定されるようになりました。EntryClass 設定ファイルでは、単純に LabelNameBuckets をカンマ記号区切りで labelname_buckets= 属性として記述するだけとなります。

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